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IPアドレスとは何のこと?何に使われているの?を解決💡

インターネット
この記事は約7分で読めます。

この記事は、IPアドレスについてを初心者目線ですごく簡単にざっくりと紹介しています。

インターネットや家庭や企業等のネットワークに接続する機器は、必ずIPアドレスというものを持っています。

いろんなインターネット上のサービスやアプリを使うときに、ものによっては唐突にIPアドレスが~みたいな説明が出てきたりする場合もあります。

例えば、Windows10とAndroidでWi-Fiを使ってファイルのやり取りをしたい場合には、Android側でそういうアプリを探して使うことがあると思います。
そういう場合に、IPアドレスを入力して接続するみたいな手順が出てくる場合があります。

そういうときに、IPアドレスって何?っていう時点で使うのをやめてしまったことはありませんか?
IPアドレスという言葉がわからなかったがために、便利なサービスやアプリを使う機会を捨ててしまうのは、すごくもったいないことだと思います!

ですので、今回はIPアドレスとは何か、IPアドレスは何に使われているのかという部分を、わかりやすく簡単に紹介していきます。

IPアドレスとはいったい何?

IPアドレスとはInternet Protocol Addressの略です。

そして、IPアドレスとは何か?をざっくりと例えると、次のようなものになります。

インターネットや家庭・企業等のネットワークに接続している機器の住所を表現するもの

IPアドレスには、大きくわけてグローバルIPアドレスプライベートIPアドレスの2種類があります。

また、IPアドレスには、IPv4とIPv6という2つのバージョンがあります。

今回は、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの説明をします。
IPv4とIPv6については少し違うものになるので、また別の機会に紹介します。

とりあえずIPアドレスとは、インターネット等のネットワーク上での住所を表現するもの、とだけ覚えておいてくださいね😊

グローバルIPアドレスとは?

まずは、グローバルIPアドレスについて説明します。

グローバルIPアドレスは、インターネット世界での自分の住所を表す唯一のIPアドレスです。

例えば、有名なYahoo!JapanのWebサイトのIPアドレスは、182.22.28.252です。
つまり、インターネット世界で182.22.28.252に向けて通信をすると、Yahoo!Japanのページを見ることができるわけです。

インターネットに接続するためには、インターネットサービスプロバイダ通称プロバイダと呼ばれる会社を契約する必要があります。
例えば、Yahoo!BBやSo-net、ぷららなどが有名でしょうか。

このプロバイダ経由でインターネットに接続するときに、プロバイダからIPアドレスが1つ自動で割り当てられます。
インターネット世界で唯一自分の住所として割り当てられるIPアドレスで、これをグローバルIPアドレスと呼びます。
このグローバルIPアドレスは他の接続者と重複することは、絶対にありません。
同じ住所が2か所以上にあると困りますよねw

グローバルIPアドレスは、接続している間は常に同じアドレスになります。
切断してまた接続したときには、プロバイダが指定する違うアドレスが自動で割り振られます。

普通に使う分には、グローバルIPアドレスがどう変わってもインターネットには接続できているので、気にする必要はありません。

有料ですが、常に同じグローバルIPアドレスが割り振られる固定IPと呼ばれるサービスもあります。

上で例に出したYahoo!Japanの場合は、運営元のヤフー株式会社が182.22.28.252という固定グローバルIPアドレスを取得しています。
182.22.28.252にアクセスすると、Yahoo!JapanのWebサイトを表示する処理がされるように設定されています。
その結果、私たちはYahoo!JapanのWebサイトを見ることができるという仕組みです。

グローバルIPアドレスは、インターネットに接続する処理をする機器に割り振られます。

例えば一般的な家庭でインターネットに接続するときは、次のようなネットワークになっていると思います。
最近では、プロバイダからWi-Fiルータがレンタルされていることが多いですよね。
届いたセットを取説通りに接続すると、それですぐにインターネットに接続されていると思います。

自分で買ってきたルータを使う場合は、プロバイダから発行される接続IDとパスワードをルータに登録する手順が増えます。

一般的な家庭にありそうなネットワークの図

このような状態のときには、ルータがインターネットへの接続の処理をしています。
ルータにLANケーブルやWi-Fiで接続しているパソコンやスマホ等の機器は、ルータを通してインターネットに接続します。

一般的な家庭のネットワーク図で、ルータがインターネットに接続して、そのルータに接続しているパソコン等の機器はルータを通してインターネットに接続していることを説明した図

もう今どきはほとんどないとは思いますが、パソコンを直接モデムに接続して、パソコンにプロバイダからから発行された接続IDとパスワードを入力して接続した場合には、そのパソコンにグローバルIPアドレスが割り振られます。

まとめると、グローバルIPアドレスとはインターネット世界での自分の住所のようなものです。

プライベート(ローカル)IPアドレスとは?

プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)も基本的な概念はグローバルIPアドレスと同じで、ネットワーク上の住所のようなものです。

グローバルIPアドレスに対して違う部分としては、LAN等の家庭・企業等の中で構築されているネットワークに接続している機器の住所として割り当てられるIPアドレスのことという部分です。
例えば、家の中にあるパソコンやスマホ、PS4などに割り当てられます。

インターネット上ではなく、家庭・企業等のネットワークの中のみで通信をするときの宛先として使うものになります。

例えば、企業が自社のネットワーク内だけで公開しているWebページやグループウェアを見るためだったり、共有のファイルの保存先(ファイルサーバー)等にアクセスするための宛先として、プライベートIPアドレスを指定します。

プライベートIPアドレスは、一般的には192.168.xxx.xxxというアドレスを使います。
これは、IPアドレスを指定するときのルールが存在していて、192.168.xxx.xxxを使うことが決められているからです。
逆に言うと、グローバルIPアドレスは192.168.xxx.xxxというアドレスは絶対に使用されません
そういうルールです😁

グローバルIPアドレスの説明のときと同じネットワークで例えると、次の図の範囲が、家庭・企業等で構築されているLAN(ローカルエリアネットワーク)になります。

一般的な家庭でのネットワーク図で、LANのエリアを図示

図でルータよりも右側にある機器には、プライベートIPアドレスが割り振られます。
プライベートIPアドレスの割り振り機能は基本的にルータが持っています。

そのルータが自身に接続している機器に対して、プライベートIPアドレスを割り振っていきます。
ルータ自身もプライベートIPアドレス持っています。

グローバルIPアドレスの説明のときに、毎回同じIPアドレスが割り振られる固定IPというサービスがあると書きましたが、プライベートIPアドレスも固定することができます。

プライベートIPアドレスも固定しておくと、毎回同じIPアドレスで対象の機器と通信できるので便利です。

逆に固定しておかないと、再起動等でネットワークの状況が変わったときに、違うプライベートIPアドレスが割り振られて、通信ができなくなってしまうことがあります。

その場合でも、新しく割り振られたIPアドレスを宛先にすれば通信ができるようになりますが、正直面倒ですよねw

ですので、別の機器と通信する可能性がある場合は、プライベートIPアドレスも固定してしまうと便利です。

プライベートIPアドレスの固定も、ルータで設定することができます。

まとめ

今回はIPアドレスについてを、すごくざっくり説明しました。

今後グローバルIPアドレスの話が出てきたら、インターネット上の住所のことプライベートIPアドレスの話が出てきたら、家や会社の中のネットワークの住所のことって思い出してください!

グローバルIPアドレスは、普通にインターネットを使う分には特に何も意識しなくて大丈夫です。

逆に、プライベートIPアドレスは、共有フォルダを作っていたりNAS(ネットワーク上にあるHDD)を設置していたりすると、必ず意識をしないといけないものになります。

2つの違いを簡単に理解しておけば、ちょっとしたネットワーク上での操作のときにすごく役に立ちます!

このレベルでも十分なので、ぜひ覚えておいてくださいね✨

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